メディカルライターって知っていますか?
ざっくりいうと、医療のことを専門に発信するライターになります。
ママナースの働き方の選択肢の1つとして、どんな仕事なのか、収入はどのくらいなのか、ママナースがライターとして働くメリットなどを詳しく紹介していきたいと思います。
メディカルライター
どんな仕事か
健康や医療に関する専門的な情報をわかりやすい文章で発信する仕事です。
医学的根拠をもとに文章を作成する正確さと、一般の人でも理解できるよう内容を噛む砕く能力が必要となります。
仕事内容は就職先やクライアント先によって大きく異なります。
製薬会社や医薬品開発の現場では、薬事申請に関わる文章を作成する場合もあります。
また雑誌やWeb媒体の場合には、一般の人に向けた医療や健康に関連した記事を作成する場合もあります。
専門的な知識が必要になるため、薬剤師や医師、看護師などの資格を持っていて、その職務経験があると有利に仕事を得ることができます。
クラウドソーシングサービスなどでも看護師ライターのニーズは年々高くなってきています。
収入はどのくらいか
メディカルライター(看護師ライター)は一般のライターより文字単価が高くなります。
一般の初心者ライターは、一文字当たりの単価(文字単価)0.5円~が相場と言われています。それに比べてメディカルライター(看護師ライター)の場合、文字単価2~2.5円となっています。
仮に文字単価2円の場合、3000文字の記事で1記事6000円の報酬がもらえます。月に5記事書くことができれば、30000円の収入となります。
経験を積むことで徐々に単価交渉もできるようになります。また信頼される記事を書くことで、継続的に案件をもらうことも可能となります。
メインの収入としては頼りないですが、副業としては十分な収入と言えるのではないでしょうか。
ママナースがライターとして働くメリット・デメリット
メリット
- 副業としては稼げる
- 在宅で仕事ができる
- 人の役に立てる
- 書くほど報酬が多くなる
デメリット
- メインの収入としては安定しない
ざっくりメリット・デメリットをまとめてみました。1つずつ詳しくみていきましょう。
副業としては稼げる
看護師も副業が可能となっています。(禁止している職場もあるため、必ず就業規則を確認してくださいね)
副業が認められている職場の場合、メインの収入とは別に収入を得ることができます。
ママナースが短時間勤務やパートの場合には、プラスの収入があると助かりますよね。
隙間時間を利用してできるお小遣い稼ぎとしては、メディカルライター(看護師ライター)は稼げる仕事ととしてママナースにおすすめです。
在宅で仕事ができる
メディカルライター(看護師ライター)はパソコンがあればできる仕事です。
どこかに働きにでかける必要はありません。
小さい子どもがいるママナースの場合、自宅で隙間時間に稼げるメディカルライター(看護師ライター)は働きやすいものと言えます。
人の役に立てる
メディカルライター(看護師ライター)に求められる記事の多くは、看護師としての体験談です。
看護学生時代の経験や転職経験、特殊な診療科での経験、病気や治療に関すること、結婚・妊娠・出産・育児の経験などの経験や悩みなどを活かし、記事を書くことができます。
これらの記事を書くことで、これから看護師になりたいと思っている人や転職したいと思っている人、育児と仕事の両立で悩んでいる人などの役に立つことができます。
看護師としての経験だけでなく、ママとしての経験も活かせるなんて、最高じゃないですか?
書くほど報酬が多くなる
報酬は文字単価と案件の文字数で決まります。月給制とは違い、多くの案件をこなせばこなすほど報酬は多くなります。
自分の力次第で報酬額がアップするのは、やりがいに繋がりますよね。
また書けば書くほど、文章力もついてきます。スキルアップにもなり、一石二鳥ですね。
メインの収入としては安定しない
副業としては十分な収入を得られるメディカルライター(看護師ライター)ですが、メインの収入としては安定性に欠けるでしょう。
例えば月に25万円稼ごうと思ったら、文字単価2.5円・1記事5000字の案件を20件こなさなければなりません。
1.5日に1案件こなすことになるので、不可能ではないと思いますが、なかなかハードではないでしょうか。
また、コンスタントに案件を獲得できれば問題ないでしょうが、案件を獲得できない月がある場合には収入が減ってしまうというリスクも考えられます。
向いている人
ある程度の医療知識と臨床経験
メディカルライター(看護師ライター)は体験談を求められることが多くなります。
ある程度の医療知識と臨床経験があることで、リアルな体験談を書くことができます。さらに経験をもとにした記事だからこその説得力も生まれます。
また医療用語は専門的で難しく、一般の人には理解しにくいものも多くあります。 看護師として働いた経験があるからこそ、わかりやすく説明できることも多いのです。
パソコンができる
基本的に案件の検索、仕事の受注・発注、記事作成などはパソコンで行うことになります。
看護師として働いていれば、電子カルテの操作などである程度パソコン操作にはなれていると思うので、それほど心配はないでしょう。
文章を書くのが好き
案件は短いアンケートや体験談から2000字超えのものまでさまざまあります。
文章を書くというのは想像以上に難しいものです。さらに人にわかりやすく伝わる文章を書くとなると、簡単ではありません。
文章を書くことが好きな人や文章を書くことに慣れている人であれば、相手に伝わる表現を理解しているため向いていると言えるでしょう。
調べたり勉強したりするのが好き
自分の体験はもちろん、医療の専門家として関わることのできる案件も多くあります。
記事作成に当たり、臨床現場を離れていても最新の情報をチェックしたり、今まで関わりの少なかった分野の勉強をしたりする必要が出てきます。
常にいろいろなことに興味を持ち、調べて知識をアップデートする力のある人には向いているでしょう。
一人で作業するのが好き
基本的にパソコンでの作業となるため、一人で黙々と案件をこなしていくことになります。
人と関わりながら仕事をすることが好きな人や体を動かしながら仕事がしたい人は、苦痛に感じてしまうかもしれません。
逆に一人で淡々と仕事をしたい人におすすめです。
自己管理ができる
仕事の量も仕事の時間も自分で管理し、調整する必要があります。
締め切りの管理や案件の受注ペースなど、自分の力量をしっかりと把握しスケジュールを組まなければいけません。
ですから、きちんと自己管理できる人には向いているでしょう。
仕事を得るためには
出版社へ転職
出版社では、医療従事者向けの雑誌やサイトに載せる記事を執筆したり、医療や健康関連の記事を執筆したりします。
しかし看護師からいきなり出版社へ転職しても、なんのライター経験もない場合には、いきなり記事を書かせてもらえるとは思えません。
1から雑誌やサイト作りを勉強したい、出版社で働きたいと思っているのであれば、出版社への転職もありです。
でもママナースにはハードルが高いですよね。隙間時間で稼ぎたいママナースやメディカルライターとしてすぐに稼ぎたいと思っている人には、あまりおすすめできる方法とは言えません。
すぐに案件を獲得し稼ぎたいと思っているなら、次に紹介する方法で仕事を得るのがいいでしょう。
クラウドソーシングサービスを利用する
「クラウドワークス」や「ランサーズ」などは聞いたことがあるのではないではないでしょうか?
はじめはこのようなクラウドソーシングサービスを利用するのが最も案件を獲得しやすいでしょう。
クラウドソーシングサービス
仕事を発注したい人と仕事を受注したい人をオンラインでマッチング、仲介するサービスのこと。
登録は無料で、登録するとどのような仕事依頼があるのかチェックすることができます。
メディカルライター(看護師ライター)を目指すのであれば、まずは登録してましょう。
サービスを利用することで報酬未払いなどのトラブルの可能性も低くなります。
まずは医療系の記事だけでなく、さまざまな案件をこなし経験を積む必要があります。ライターとして経験を積むことで、自分の欲しい案件を徐々に獲得できるようになっていくのです。
SNSなどを利用する
クラウドソーシングサービス以外にもSNS上で「ライター募集」と検索し、案件を獲得する方法もあります。
SNSを利用する場合には個人間でのやり取りとなるため、トラブルとなってしまう可能性もあります。しかし一度きちんと信頼関係が築けてしまえば、定期的に案件依頼がいただける場合もあります。
見極めが難しいかもしれませんが、利用してみる価値は十分にあるでしょう。
ブログを作る
メディカルライターとは違いますが、ブロガーとなりブログを更新することで記事作成のスキルを高めることができます。
クラウドソーシングサービスでの案件獲得の際にも、ブログで記事を書き情報発信しているということが大きなアピールポイントになります。
またブログを見た人から、記事作成の依頼が入る可能性もあります。
まとめ
いかがでしたか?
メディカルライター(看護師ライター)って、意外と簡単になれそうではありませんか?
そして何よりママナースにとって稼ぎやすいというのが、嬉しいポイントですよね。
まずは隙間時間にお小遣い稼ぎから始めてみるのもありだと思います。
おすすめは、
- クラウドソーシングサービスに登録し、案件を獲得する
- SNSなどを利用して、案件を獲得する
- ブログを立ち上げ、記事作成のスキルアップ&案件獲得を狙う
これらの方法でメディカルライター(看護師ライター)としての実績を積めば、フリーランスとして収入を得ることも可能となります。
ママナースで「看護師とは違う仕事がしたいなー(転職したい)」「副収入が欲しいなー(収入を増やしたい)」「いつかはフリーランスになりたいな(場所や時間に縛られず自由に働きたい)」と思っているなら、まずメディカルライター(看護師ライター)を目指してみてはいかがでしょうか。
信念をもって行動することであなたの「したい」は叶えることができますよ。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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