看護師として働き始めたとき、理想の看護師像はありませんでしたか?
「こんな看護師になりたい」
「あの先輩看護師ステキ!目標にしたい」
こんな思い、私にもありました。
でも結婚し、子どもを育てながら仕事をしていると、理想とはほど遠いような現実を実感しませんか?
理想と現実の差に悩み、試行錯誤し、また悩み・・・
今回は私の体験をもとに、子持ちフルタイム看護師の理想と現実について紹介していきたいと思います。
私が考えていた子持ちフルタイム看護師の理想像
まず初めに、私が結婚・妊娠・出産前にイメージしていた子持ちフルタイム看護師の理想像を紹介したいと思います。
- 子ども優先の優しいママ
- 身だしなみにも配慮がある
- 仕事が休みの日は子どもと公園やお散歩
- 後輩指導も上手で頼りになる
- 家事も育児もテキパキこなす
- 昼食はバランスのよい手作り弁当
- 子どもはママの仕事を応援してくれている
- パパは家事・育児に協力的
私は子持ちフルタイム看護師に対して、こんな理想像を持っていました。
私が初めて働いた病院ではママ看護師も多く、それなりに忙しい病棟でしたが、みなさん余裕があるように見えました。
でもこの理想は、独身だった私の幻想でした。
実際、子どもが生まれてから仕事と両立するのは、想像を絶するほど大変でした。
子持ちフルタイム看護師の現実
まずは、3人の子持ちフルタイム看護師のリアルな1日を見てみましょう。
1日のスケジュールを見てもわかるように、私が実際に子どもを生み、育てながら仕事をすることになったとき、”あの時の理想とはほど遠い生活”をしている自分に気づきました。
現実は、
- メイクは簡単なスキンケアと日焼け止めだけ
- 髪の毛はボサボサ、でも結ぶからOK
- 早めに準備をしていても、到着はなぜか時間ギリギリ
- 朝から晩までガミガミ
- いつも時間に追われ、小走り
- いつも悩んでいるご飯のメニュー
などなど、こんな生活を送っています。
普段の自分を箇条書きにして挙げてみたら、ちょっとひどいですね。
理想と現実の差で悩むこと
私の理想と現実を比べてみると、そこには大きな差がありますよね。
あなたもきっと、思い描いていた理想とはかけ離れた現実を過ごす日々に悩んでいるのではないでしょうか?
私が子どもを生み育てながら仕事をする中で、理想と現実の差で悩んだことを紹介していきたいと思います。
- 何一つ計画通りに進まない(時間もスケジュールも)
- 休みの日は疲れ切っていて、子どもと遊ぶのが辛い
- いつも悩んで決めている食事メニューなのに、結局好きなものしか食べない
- 最低限のスキンケアのみでは、疲れた顔に見えてしまう
- 優しく諭すように話したいけど、声が小さいと子どもの声にかき消されてしまう
- 1人時間を確保するにはどうしたらいいかわからない
- キラキラしているSNSの中のママたちがうらやましい
- 子どもにも家族にも我慢ばかりさせている自分が嫌になる
などなど、挙げだしたらキリがありません。
理想と現実の差に悩み、打ちのめされ、しばしば自己嫌悪に陥っていました。
でも、落ち込んでいても日々の生活をしていかなければいけません。
子どもたちはママの事情などお構いなし。
ママはゆっくり落ち込んでいる時間さえもないのです。
理想と現実の差を埋めるためにしている6つのこと
こんな生活の中で、理想と現実の差を埋めるために、私がしていることや考え方を紹介していきたいと思います。
今、 理想と現実の差に悩み、打ちのめされ自己嫌悪に陥って いる子持ちフルタイム看護師さんには、ぜひ参考にして欲しいポイントです。
- 時短家電の活用
- ”しないこと”決める
- 完璧を目指さない
- 物を減らす
- 何でも子どもと一緒に楽しむ
- パパを頼る
きっと子持ちでフルタイム看護師をいているあたなは、要領がよく、ある程度のことは簡単にこなせてしまうでしょう。
看護師をしているということは、きっと世話好きで頼られると嬉しいという思いが根底にあるはず。
だから、家事も育児もと頑張り過ぎてしまうのです。
わたしもそうだったから、わかります。
やろうと思えば、大概のことはできてしまう器用貧乏な質なので、周りからはそれほど苦労しているように見えないと言われていました。
でも、いつも心の中はいっぱいいっぱい。
助けを求めたいけど、どうやって助けを求めたらいいかわからず、どんどん仕事を、家事を、育児を抱え込んでしまいました。
そうして抱え込み、爆発し、やっと自分がキャパオーバーしていると気づいたのです。
そこから私はどうしたら抱え込みすぎずに、効率よく仕事、家事、育児をできるのか考えました。
そしてたどり着いたのが、先ほど挙げた6つのポイントなのです。
6つ全てを初めから取り入れるのは難しいかもしれません。
私のおすすめは、「”しないこと”を決める」そして「時短家電を活用する」です。
まずは自分のできそうなものからやってみてください。
きっと、グッと気持ちも生活も楽になりますよ。
まとめ
いかがでしたか?
3人の子持ちフルタイム看護師の理想と現実、想像して疲れてしまった方もいるのではないでしょうか。
でも、忙しいばかりではありません。
子どもが3人いれば楽しいこと、嬉しいことも3倍感じることができます。
フルタイム看護師をしていると、子どもと向き合う時間は少なくなってしまいますが、その分濃い時間となるように心がけてきました。
それでもやっぱり仕事仕事になっていく生活を変えたくて、転職の検討を始めました。
転職を考えながら、新しく始めたこともあります。
3人の子持ちフルタイム看護師でも、まだまだ理想を追っていきたいと私は思っています。
理想と現実の差を実感しながら、常に試行錯誤し、少しでも自分の理想に近づけるようにしたいと思っています。
あなたも理想と現実の差で悩んでいるなら、ぜひ6つのポイントを試してみて欲しいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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