「看護師転職したい!」と思っても何から始めればいいのか、転職までにどのくらい時間がかかるのかわからないと、なかなか動き出せませんよね。
一般的な企業への転職とは異なり、看護師の転職はかなりスピーディーです。
看護師の場合、応募して1~2回の面接で内定が決まるということも多く、早いと1ヶ月~3ヶ月ほど完了してしまいます。
今回はそんな看護師転職の流れやかかる期間、働きながら転職活動するメリット・デメリットなどを私の体験をもとにお話ししていきたいと思います。
看護師の転職活動の流れと期間
看護師の転職活動は長くて3ヶ月ほどかかると言われています。早い場合には、1ヶ月ほどで結果が出ることもあります。
看護師の転職の流れとしては、いつから新しい職場で働き始めたいかというゴールから逆算して転職活動を始めるとスムーズに進みます。
長くても3ヶ月ほどで転職活動は完了するため、遅くても働き始めたい月の3ヶ月前から転職活動を始める必要があります。
転職に向けた準備、応募したい求人を探す | 1~3週間 |
情報収集・応募、履歴書作成・面接 | 2~4週間 |
内定・退職 | 1ヶ月~1ヶ月半 |
少しわかりにくいと思うので具体的に説明していきますね。
例えば、4月から新しい職場で働きたい場合
遅くとも1月から求人を探し始め、面接等を受け始める必要があります。
内定をいただくまでに3週間~1ヶ月程かかるため、遅くとも2月半ばまでには働きたい職場での面接は終わらせる必要があります。
転職活動と同時に2月の頭から現職の引き継ぎ等を行ないます。
3月の頭には引き継ぎを終え、半ばから年休消化し、3月末日で退職すると流れとしてはスムーズでしょう。
上記の例はあくまでも理想の流れになります。
看護師の場合、多くの職場で「退職希望月の○ヶ月前までに申出る必要がある」などのルールが存在します。詳しくは各職場の就業規則に書かれていますので、まずは職場で確認してみましょう。
働きながらの転職活動は大変なように感じる人もいるかもしれません。
でも、働きながら転職活動する場合には、多くのメリットがあるのです。
働きながら看護師転職活動する場合
看護師として転職したことのある人ならば、働きながら転職活動をした方がいいという話を聞いたことがある人もいるでしょう。
ここでは看護師として働きながら転職活動をするメリット・デメリットについて紹介していきたいと思います。
メリット
まずはメリットから紹介していきますね。
- 精神的に落ち着いて転職活動ができる。
- 応募先に好感を持ってもらえる。
- 年金・健康保険・雇用保険の手続きが不要になる。
以上のようなメリットがあります。
働きながら転職活動している場合、もし転職活動に失敗しても現職を辞めずに続けられるという選択肢も残されています。戻る場所があるというのは、安心できるものですよね。
また、短い期間でもブランクがある人とない人では、印象が違ってきます。その点、働きながら転職活動することでブランクがなくなり、好印象と言えるでしょう。
年金や健康保険、雇用保険の手続きは、無職期間があると手続きが必要になります。これらの手続きは結構面倒なので、面倒な手続きがなくなるだけでもメリットは十分にあると言えます。
私はこの手続きが面倒なので、現職で年休消化してすぐに次の職場で働き始めましたよ。
この時、新しい職場への入職時期をあらかじめ調整しておくと、退職から余裕を持って準備し働き始めることができますよ。(詳しくは後で説明しますね。)
デメリット
たくさんのメリットがありましたが、もちろんデメリットも存在します。
- 現職が忙しいと転職のペースが落ちてしまう。
- 余裕を持って転職準備ができない。
- 退職交渉が上手くいかず、退職できないというトラブルにつながることもある。
以上のようなデメリットがあります。
現職が忙しいことで、応募書類の準備や面接対策が間に合わなかったということもあります。
また、せっかく内定が決まったのに退職交渉が上手くいかずに、内定を辞退しなければいけない場合もあるようです。そのため転職活動がある程度進んだら、上司に軽く相談するなどの対応が必要です。
私の場合は、定期的に実施されている上司との面談で、転職活動を始める前に退職したい気持ちがあることを伝えましたよ。
私が看護師転職したときの具体的な流れややり方
ここまで看護師転職の流れや転職にかかる期間、働きながら転職活動するメリット・デメリットについて紹介してきました。
何となくわかったけど、実際転職した人はどんな流れでどんなやり方をしたのか気になりますよね?
ここからは、実際に看護師として働きながら転職したことがある私の具体的な流れややり方を紹介していこうと思います。
10月に上司との面談があり、3月末で退職したい気持ちがあることを伝える。
同月に複数の看護師専用の転職サイトへ登録し、希望の転職先を探し始める。
いくつかの転職サイトのアドバイザーと面談する。
11月に入ってから転職希望地の求人があり、話が合いそうなアドバイザーのいる転職サイトに絞って本格的に転職先を探し始める。
その間にも上司との再面談があり、転職ではなく院内での異動はどうかと提案される。
はっきりと転職したい理由(この時は結婚前提の同棲のため)を伝え、3月末での転職を希望することを改めて伝える。
11月、12月で希望する転職先2カ所へ応募し、面接を受ける。
面接は2回あり、1週間ほどで内定の連絡をもらう。
1月中に転職希望の職場から内定をいただき、すぐに上司へ報告する。
その際に年休消化についても相談し、正式に3月末での退職が決まる。
この時は県外への引っ越しもあったため、3月の後半2週間ほど年休消化したいと申出るも却下され、1週間分しか年給消化できず。
2月~3月半ばまでは業務の引き継ぎと嫌がらせのような雑務をこなす。
3月24日最終勤務。(3月25日~3月31日までは年休消化。)
3月25日に引っ越し。新生活準備。
3月31日無事退職。
4月8日から新しい職場で働き始めました。(引っ越しがあったため入職日を調整し、最終勤務から入職日前日までの2週間は思いっきりリフレッシュしました。)
このような流れで、私の場合は転職を決めてから退職するまで6ヶ月ほどかかりました。
看護師の転職活動は長くても3ヶ月ほどと言われている中で、どうして6ヶ月もかかってしまったのか。
その理由としては、関東圏から地方への転職を希望したためです。
私の場合2カ所の職場に応募し、1カ所は面接1回のみでしたが、本命の職場は2回面接がありました。
夜勤ありのシフト制である看護師の仕事をしながら、地方の希望する職場へ面接に行くのですから、どうしても時間がかかってしまいます。
休日も勉強会や研修などが合ったため日程の調整が難しく、時には、夜勤明けで面接を受けに行くこともありました。
看護師の転職活動は3ヶ月と比較的スピーディーですが、転職希望地域や面接の回数、現職の忙しさ、引っ越しの有無など自分の事情も十分に考え、逆算して転職活動をスタートするのがおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
転職の流れやかかる期間などの具体的なイメージができたのではないでしょうか。
看護師として働きながらの転職活動は大変なように感じたかもしれませんが、私個人としてはメリットが大きいと感じています。
転職について迷っているなら、働きながらまずは看護師専用の転職サイトで情報収集し、転職先の希望条件や転職時期を検討してみるといいでしょう。
転職サイトならWEB面談できるメディカルワークスあなたの転職活動の参考になれれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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